SQLite入門(1) とりあえず導入する
SQLiteを選ぶ理由 、それは「 安さ 」
例えばIDとパスワードのマスタを保有しておいて入力値と参照する、というように、Webアプリケーションにはマスタの類やデータベースは必須になります。
いざ開発となったときに、もちろん直接Web上でデータベースを構築してもいいのですが、Web環境は有償のものが多く、何度も検証しているとその分お金がかかります。
一方で自分のPCにローカルな環境を構築する分には大概安上がりで済みます。
本記事は、とりあえずデータベースを構築する勉強がしたい、SQLを勉強したいという方向けに、無料で使えるデータベース管理システムであるSQLiteを紹介する記事になります
導入手順(Windows)
ダウンロードしたファイルは解凍し適宜実行用のフォルダに移動させます。
この説明では「C:\sqlite
」というフォルダに格納します。
解凍直後の時点では「sqlite3.exe」「sqlite3_analyzer.exe」「sqldiff.exe」の3ファイルが入っているはずです。
起動確認(コマンドプロンプト)
コマンドプロンプトで以下2行を順次実行します。
1行目で移動しているフォルダは「sqlite3.exe」らを移動したフォルダです。
2行目のmy_database
の部分が任意のデータベース名になります。このとき、拡張子の.db
は忘れずに付与してください。
cd C:\sqlite sqlite3 my_database.db
以下のようにバージョン情報が返ってきます。
また、カレントディレクトリであるC:\sqlite
に「my_database.db」というファイルが生成されています。
SQLite version 3.36.0 2021-06-18 18:36:39 Enter ".help" for usage hints.
コマンドプロンプトの左側の表示がsqlite>
というようになっていれば導入は成功、無事SQLiteの実行準備は整いました。
.exit
で、SQLiteモードから抜けてコマンド実行モードに戻ります。